発表タイトル
ブクラデシンナトリウム軟膏はニキビ痕の陥凹瘢痕を改善する
解説
ブグラデシンナトリウム軟膏の適応症は、皮膚潰瘍です。ニキビ痕の陥凹瘢痕は、潰瘍ではありませんが、上皮が薄くなっているので、効果が出ると推測しています。ニキビ痕への塗布は適応外使用ですが、元々潰瘍に使う軟膏ですので、上皮化しているニキビ痕に使用することは、一般的な注意を守れば、問題ありません。
Q&A
1.軟膏は1日何回塗るのですか?
入浴後、就眠前に1回です。
2.軟膏の副反応はありませんか?
かすかに臭いがして、不快で継続できなくなる場合があります。
赤くなって、痒くなる場合があります。⇒塗布を中止してください。
ニキビが出る場合があります。⇒塗布を中止してください。
3.効果はどのくらいで実感できますか?
早い方は1ヶ月から実感される場合がありますが、陥凹瘢痕が深い場合は塗布を継続しても、実感できない場合があります。⇒炭酸ガスレーザーのフラクショナル照射との併用をお勧めします。
4.いつまで塗ればいいですか?
効果が出る場合は、3ヶ月から半年間、塗って止めると、少し陥凹が戻りますが、元よりは良くなった状態が持続します。