※ 中止 ※
コラーゲンが注目される理由
からだを構成するコラーゲンの40%は皮膚に存在し、真皮の70%がコラーゲンでできているからです。一方、ヒアルロン酸は1%未満しか含まれていません。いかにコラーゲンの含有量が多いかがわかります。
コラーゲンには19種類の異なるタイプがあります。大人の皮膚には1型コラーゲンが多く、軟骨には2型コラーゲンが多いのですが、怪我やレーザー治療など傷が治るときには細網線維の3型コラーゲンが多く作られます。
ベビーコラーゲンとは?
アメリカのRandall Harrell医師が開発したⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを1:1で配合したヒト胎盤由来コラーゲン注入剤です。
注入法 | 浅い真皮内に注入するため、手動では固く非常に労力がかかるので、自動注入器を使用して、細かく注入します。 |
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利点 | 1.色は乳白色なので、薄い皮膚の皮下に注入してもチンダル現象(青暗く透けて見える状態)は起きない。 2.周囲の組織と馴染みやすいので、凹凸は残りにくい。 3.細かい小じわやちりめんじわを埋めるのに最適。 4.持続時間は個人差があるが、定期的に注入すると、持続時間が延長する傾向がある。 |
問題点 | 1.針を刺すので、一時的な内出血のリスクはある。 2.支持力は非常に弱いので、深いしわは改善できない。思った形にならない。 3.持続時間に個人差があり、平均2~6ヶ月で代謝される。 |
症例1
80歳女性
5年前から口周囲や目尻、鼻などのちりめんジワにHumallagenを複数回注入している。1年目5本、2年目2本、3年目2本、4年目2本注入。
アンテラ3Dによる三次元解析で変化を追跡した。ちりめんジワの陥凹体積はある程度改善した。
口元は、より近い領域は動くためか、なかなか難しいことがわかった。
目尻はかなり改善したが、少し元に戻っている。
一部、ボツリヌス注射やヒアルロン酸注入の併用した。
処置前
1年後
2年後
3年後
4年後
処置前
1年後
2年後
3年後
4年後
限定解除対応の確認事項
未承認医薬品等 | この治療で使用されるHumallagenは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療製剤です。 |
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入手経度等 | 当院の寺田院長の判断の元、REGENERATIVE MEDICINE INTERNATIONAL, LLCより個人輸入手続きを行ったものです。 |
国内の承認品の有無 | 国内での承認されたコラーゲン注入剤としては、牛から製造されているコーケンアテロコラーゲンインプラント(高研)がございます。事前にアレルギーテストが必要な製品です。 |
諸外国における安全性などに係る情報 | Humallagenは米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)で治験中です。 |