平坦なほくろ除去
炭酸ガスレーザーCO2REによるほくろ除去です。
サイズ別除去料金
ほくろのサイズで除去料金が異なります。
対象 | 平坦~少し隆起するクラーク型母斑 1回の処置につき5ヶ所のほくろまで対応します。 |
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料金 | 1mm 1ヶ所 4,400円 2mm 1ヶ所 5,500円 3mm 1ヶ所 6,600円 4mm 1ヶ所 8,800円 5mm 1ヶ所 11,000円 複数のほくろ 上記の合計金額 局所麻酔 +麻酔料 2,200円 |
ほくろ除去の問題点
点状再発
再発 | 点状再発は、毛根の色素細胞由来で、ほくろとは無関係です。再度CO2レーザーで除去可能です。 稀に、何度も点状再発する場合があります。この場合は、保険診療で切除手術+病理組織検査をお勧めしています。 |
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瘢痕形成
瘢痕 | 除去後、上皮化までに2,3週間以上と時間がかかると、瘢痕が白くなったり、凹みが残ったりする場合があります。 陥凹が残った場合は、レーザーのフラクショナル照射で刺激して、アクトシン軟膏を塗布して、浅くして、目立たなくすることが可能です。 |
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きれいに治すための予防法
予防 | 普段の食事に含まれているタンパク質・ビタミン・ミネラルが不足している可能性がありますので、あらかじめ、朝、卵料理、お豆腐などタンパク質を含む食材を優先的に食べていただくことや亜鉛サプリメントを摂取することをお勧めしています。 |
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皮膚がんとの鑑別ポイント
除去前にほくろと皮膚がんを鑑別することは大切です。
鑑別 | 1.ダーモカメラ(DZ-D100)で拡大観察、記録 2.怪しい時は病理検査(保険) 怪しい所見とは毛細血管拡張、不均一なメラニン沈着など |
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炭酸ガスレーザー
CO2RE(キャンデラ社)

炭酸ガスレーザーの特徴
特徴 | 1.水に反応 レーザーで削り取るとやけどが発生しますが、やけどの範囲は狭いので、傷の治りへの影響は少なくなります。 2.ピンポイント 最小径0.6㎜でレーザーのビームを照射し、拡大鏡で正確に照射しています。ほくろの端に残った微小な色素でも、狙い撃ちしています。 3.拡大鏡 拡大鏡を使用して、より正確な照射を心がけています。かなり細かい色素まで見ることができます。 |
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ほくろ除去経験
ほくろ除去後の凹み&赤み
炭酸ガスレーザーでほくろを除去した痕は、皮膚に穴が開いたように、凹みます。
上皮化 | 凹みが治るのにかかる時間は、通常2,3週間です。徐々に上皮が再生します。 |
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遅延 | 上皮の再生が遅くなり、凹みと赤みが長引く場合があります。 a)ほくろが大きい場合 b)深い場合 c)再生力が弱い場合 |
対処 | アクトシン軟膏を1日1回就眠前に塗布。 費用:自由診療では550円 上皮が再生してくると、凹みが浅くなりますが、上皮がまだ薄い状態なので、真皮の毛細血管の血流が透けて見えるため、赤みがあります。 上皮が再生しても、さらに推奨軟膏を塗り続けると、上皮の厚みが徐々に元通りになり、赤みが薄くなってきます。 レーザーのフラクショナル照射 軟膏単独では改善しない場合はレーザーを併用します。 |
予防 | 食事のタンパク質を増やし、亜鉛サプリメントの内服をお勧めしています。 |
ほくろ除去後再発について
ほくろ除去後にしばらくして、点状メラニン色素が出てくることがあります。
要点 | 1.中心に点状再発 ほくろの深部にある毛根からの再発です。 元の大きさには戻らないので、そのままの場合と、レーザーで再度除去する場合があります。 費用:個数にかかわらず3,300円+麻酔2,200円 稀に何度も再発する場合があります。切除縫合手術+病理組織検査で対処します。 費用:保険診療10,000円前後(部位による) 2.周囲に沿って帯状に再発 a) 周囲に炎症後色素沈着が発生している場合 抗酸化力が弱いサインですので、亜鉛とビタミンCサプリメントを内服。 b) 取り残した母斑細胞から再発している場合 再度広めにレーザーで焼灼します。 |
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