船橋駅前の 皮ふ科 / 形成外科 / 美容皮ふ科 / 美容外科

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くすみ(炎症性色素沈着)

くすみの正体は“炎症”と“抗酸化力不足” 
紫外線・摩擦・ニキビ跡などによる炎症が、肌のくすみ(炎症性色素沈着)を引き起こします。正しい診断と治療で透明感を取り戻しましょう。

HOME | シミ取り | 「くすみ」はなぜ起こる?炎症後色素沈着(PIH)との関係とは

くすみとは

くすみの多くは炎症後色素沈着(PIH)です。
紫外線、摩擦(マスク・化粧)、ニキビ跡、虫刺され跡など、慢性的な炎症反応によりメラノサイトが刺激され、メラニンが過剰に産生され沈着します。

医学的背景

抗酸化酵素SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)は、活性酸素を除去する主要な酵素で、亜鉛と銅を補因子として必要とします。
亜鉛欠乏があるとSODが十分に機能せず、抗酸化力が低下。代償的にメラニンが作られ、紫外線や酸化ストレスを吸収する“代替抗酸化システム”として働いている可能性があります。

院長の私見:
肌のくすみは「炎症性色素沈着」であると同時に、からだ全体の 抗酸化力不足のサインと考えています。
外側からの治療に加えて、体内の栄養バランスを整えることも大切です。

症例写真集

以下の症例写真は、 医療広告ガイドラインに基づく限定解除事項を確認のうえご覧ください。

PIH治療症例2 Before / After
症例2:30代女性・外傷後炎症性色素沈着
  • 施術内容:亜鉛サプリメント内服+TAホワイトクリーム塗布
  • 治療回数:1回
  • 治療期間:約1ヶ月
  • 費用:約1万円
  • リスク・副作用:亜鉛内服による胃部不快感(時に)、皮ふの赤み、かゆみ、PIHの慢性化
PIH治療症例1 Before / After
症例1:60代女性・炎症性色素沈着
  • 施術内容:トラネキサム酸内服+皮内注射⇒エレクトロポレーション+点滴
  • 治療回数:TAX注11回+エレ8回
  • 治療期間:1年6ヶ月
  • 費用:約25万円(現在の料金と異なります)
  • リスク・副作用:赤み、腫れ、炎症性色素沈着、再発

治療方法

  • 内服・栄養療法: 亜鉛、ビタミンC・E、トラネキサム酸、抗酸化サプリ
  • 外用治療: トラネキサム酸外用、ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC外用
  • 施術: マッサージピール・エレクトロポレーション
  • レーザー・光治療: 適応はありません

治療の流れ

  1. アンテラ3Dによる解析
  2. 診察・生活習慣・栄養状態の確認
  3. 内服や外用の提案
  4. 栄養療法・生活改善のアドバイス
  5. 定期的な経過観察

治療期間・回数・費用

治療法 目安回数 費用
MaZiCu(Mg添加亜鉛サプリ) 毎日継続 2,160円
TAホワイトクリーム 毎日継続 2,750円

参考文献

  1. Kang HY, Ortonne JP. What should be considered in treatment of melasma. Ann Dermatol. 2010;22(4):373–378.
  2. Callender VD, St Surin-Lord S, Davis EC, Maclin M. Postinflammatory hyperpigmentation: etiologic and therapeutic considerations. Am J Clin Dermatol. 2011;12(2):87–99.
  3. Briganti S, Picardo M. Antioxidant activity, lipid peroxidation and skin diseases. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2003;17(6):663–669.
  4. Powell SR. The antioxidant properties of zinc. J Nutr. 2000;130(5S Suppl):1447S–1454S.
  5. Halliwell B. Biochemistry of oxidative stress. Biochem Soc Trans. 2007;35(Pt 5):1147–1150.

よくある質問(FAQ)

Q1. くすみはどれくらいで改善しますか?
治療法や生活習慣により異なりますが、数か月で透明感の回復を実感される方が多いです。

Q2. レーザー治療は行いませんか?
はい、炎症性色素沈着にレーザー治療は適応がありません。炎症でさらに悪化する恐れがあります。

Q3. 栄養療法の効果は?
抗酸化力を高めるため、徐々に肌のトーン回復や炎症の起こりにくさに影響します。

Q4. 再発を防ぐ方法は?
紫外線対策・摩擦回避・バランスの良い栄養摂取が大切です。

😊 お礼

最後までお読みいただきありがとうございます。
 寺田院長は、シミ治療を通して、皮膚だけでなくカラダ全体を整えることを目標に掲げています。
お肌だけでなく、カラダ全体の抗酸化力抗糖化力を高めて、毎日を前向きに過ごしましょう。