ヒアルロン酸注入療法
ヒアルロン酸注入療法の料金
※7月より料金改定
ジュビダームビスタ(アラガン) | ボライトXC ボルベラXC ボリフトXC ボリューマXC 1本1ml 88,000円 |
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レスチレン(ガルデルマ) | レスチレンリド 1本1ml 77,000円 |
麻酔(ブロック麻酔or麻酔クリーム) | +麻酔料2,200円 |
ヒアルロン酸のよくある質問
Q:ヒアルロン酸はどこに打つのでしょうか?
深さは骨の上、もしくは、真皮内や皮下組織内です。部位はいろいろありますが、一般的にはほうれい線が一番多い部位です。ついで、下まぶたの凹みです。最近では、顔面の輪郭を卵型に作るためにこめかみ、頬骨弓、その下側、オトガイ部、頬骨の前面、マリオネットライン、フェイスラインです。
Q:なぜ認可されているヒアルロン酸にこだわるのか?
A:有害事象発生時に保証が受けられるからです。
現在日本で使用できるヒアルロン酸注入剤には、認可されている製品と認可されていない製品があります。認可されている製品は以下の2種類です。
1.アラガン社ジュビダームビスタ | 当院採用製品 |
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2.ガルデルマ社レスチレン | 当院採用製品 |
一方、医師が個人輸入(厚労省に申請、許可されて輸入)して使用できる認可されていない製品には、韓国製、フランス製などいろいろあります。有害事象発生時に保証を受けることができません。
ヒアルロン酸注入の際に血管(動脈、静脈)に入って、皮膚の血流状態にトラブルが発生したとする学会発表が何件かあります。最悪、皮膚が壊死になり、鼻などに傷跡が残ってしまった場合があるようです。こういったトラブルが発生した場合に保証を受けられるのは、認可品のヒアルロン酸を使用している場合なのです。美容クリニックなどで施術を受けられる患者様は、必ず、使用されるヒアルロン酸の製品名を最初のカウンセリングの時に確認してください。製品名を教えてくれないクリニックでは施術をお受けになることは控えるように進言いたします。
ヒアルロン酸注入の効果
1.ほうれい線(2症例)
眼窩下神経ブロック麻酔後に施術
術前とジュビダームビスタボリューマ注入直後
術前とジュビダームビスタボリューマ注入直後
料金 | 66,000円(2024年7月より88,000円) |
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有害事象の発生 | 内出血のリスクがあります。 学会発表では、血管内塞栓が発生すると、皮膚の循環障害が生じ、皮膚びらんや壊死の報告があります。 |
問題点 | ブロック麻酔時の痛み ほうれい線の残存、浅くなりますが、完全になくなりません。 永久に持続しません。約2年かけて、徐々に元に戻ります。 |
注入時の留意事項
針先が血管(動脈、静脈)内に入っていないこと
1. 毎回、吸引テストを行っています。 |
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2. 注入中や注入後に皮膚の色が変化しないか、注視しています。 |
3. 注入中や注入後に痛みが持続していないかどうか、確認しています。 |
以上のように細心の注意を払いながら施術しております。当院で今までに血管系の有害事象は経験しておりません。
ヒアルロン酸注入療法の有害事象
重大な有害事象(報告があるもの)
- まれに血管内注入、または、組織圧迫に起因する一過性又は非可逆性の失明、脳卒中(脳虚血、脳出血、脳梗塞)を誘発
その他の有害事象(報告があるもの)
- 小結節、数珠状小隆起、肉芽腫、アレルギー反応/過敏症、ヘルペス、修正不足/減少、修正位置のずれ、壊死(血管塞栓、血管圧迫等に起因)、無感覚/感覚異常、疼痛、膿瘍、感染、血管性浮腫、変色/着色、血腫/斑状出血、掻痒、炎症反応、発赤/発疹、腫脹/浮腫、その他(自己免疫疾患、眩暈、しわ/瘢痕の深化、乾燥肌、呼吸困難、インフルエンザ様症状、頭痛、不快感、筋無力症、悪心、瘢痕、自己免疫症状/結合組織疾患、失神、血管攣縮、視力障害、血管膨隆、口角・頬の下垂、流涎、難聴等)
参考
- ジュビダームビスタボリューマの添付書類
限定解除対応の確認事項
未承認医薬品等 | この治療で使用されるジュビダームビスタとレスチレンは、医薬品医療機器等法上の承認医療製剤です。 |
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入手経度等 | アラガン・ジャパン社やガルデルマ社の代理店(JMEC社)から直接入手しています。 |
国内の承認器機の有無 | 国内での承認製剤です。 |
諸外国における安全性などに係る情報 | 諸外国でも承認されています。 |