金属アレルギー
金属パッチテスト
ピアス・ネックレス,歯科用金属チェックに
概要
![患者:先生、金属アレルギーって具体的にどういうものなんですか?ドクター:金属アレルギーは、金属が原因で起こる接触性皮膚炎です。日常生活で使う物や装飾品、医薬品などに含まれる金属が汗と反応して、金属イオンが発生するんです。これが皮膚のタンパク質と結合すると、アレルギー反応が起こります。患者:それはどうして起こるんですか?ドクター:金属イオンが皮膚のタンパク質と結合すると、体がこれを異物と認識して反応します。この反応は、ランゲルハンス細胞が樹状細胞に情報を伝達し、T細胞が教育されることで、感作が成立します。その後、同じ金属に再度触れると、教育されたリンパ球が反応して、炎症を引き起こすんです。患者:そうすると、皮膚にどんな症状が出るんですか?ドクター:主に湿疹や皮膚炎が発生します。接触部位が赤くなったり、かゆみや腫れが出ることがあります。患者:金属アレルギーを確認する方法はありますか?ドクター:はい、金属アレルギーパッチテストという検査があります。これは、特定の金属に対する皮膚の反応を調べる検査です。これによって、どの金属がアレルギーの原因かを特定できます。](../_src/80103695/metal01.png?v=1722032376441)
![患者:先生、金属アレルギーって具体的にどういうものなんですか?ドクター:金属アレルギーは、金属が原因で起こる接触性皮膚炎です。日常生活で使う物や装飾品、医薬品などに含まれる金属が汗と反応して、金属イオンが発生するんです。これが皮膚のタンパク質と結合すると、アレルギー反応が起こります。患者:それはどうして起こるんですか?ドクター:金属イオンが皮膚のタンパク質と結合すると、体がこれを異物と認識して反応します。この反応は、ランゲルハンス細胞が樹状細胞に情報を伝達し、T細胞が教育されることで、感作が成立します。その後、同じ金属に再度触れると、教育されたリンパ球が反応して、炎症を引き起こすんです。患者:そうすると、皮膚にどんな症状が出るんですか?ドクター:主に湿疹や皮膚炎が発生します。接触部位が赤くなったり、かゆみや腫れが出ることがあります。患者:金属アレルギーを確認する方法はありますか?ドクター:はい、金属アレルギーパッチテストという検査があります。これは、特定の金属に対する皮膚の反応を調べる検査です。これによって、どの金属がアレルギーの原因かを特定できます。](../_src/80103693/metal02.png?v=1722032376441)
検査可能な金属は16種類
アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、重クロム酸(6価クロム)、ニッケル、亜鉛、金、銅、水銀
検査できない金属は7種類
アンチモン、カドミウム、タングステン、チタン、バリウム、ベリリウム、モリブデン
検査開始条件&費用
1.金属アレルギーパッチテストの適応
- ピアスやネックレスを装着すると、痒くなる場合
- 慢性湿疹で、口腔内金属を多数使用している場合
- 歯科から依頼で検査する場合
2.ご注意
- a)3回通院が必要であること。
- 検査当日、2日後、7日後
- b)強い痒みや赤みが生じる場合があること。
- c)パッチ貼付中は、湯船に入れないこと。スポーツなどで汗をかいてはいけないこと。
3.費用
- 保険適応 3,000円+予約料1,000円
![](../_src/80103777/patchtest.png?v=1722032376441)
検査の流れ
初診
- 問診(金属アレルギーの経過・薬剤履歴)
- 適応がある場合、日時のご予約
再診
- 両側上腕内側に金属検査試薬を貼付します。
ホームケア
- 湯船に浸ったり、スポーツで汗をかくことは禁止です。
- シャワーは許可しますが、テープは濡らさないようにご注意ください。
再診
- 貼付から2日後にご来院いただき、テープを剥がし、反応をチェックします。
- テープ貼付部にマジックでマーキングを付けます。
再診
- 貼付から7日後にご来院いただき、反応をチェックします。
検査キット
当院で採用しているキット
- 鳥居薬品
-
有害事象
かゆみ、赤み、水疱形成
- 対処
- ステロイド軟膏塗布