多汗症の分類
多汗症は一般的に2つのタイプ
多汗症重症度スケール
HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale)
自覚症状により重症度を分類する指標
(
原発性局所多汗症診療ガイドラインより)
開始までの流れ
初診
- 問診
- 発汗の程度、日常生活で困っている点をお尋ねします。
- 具体例
- 手汗で書類が濡れて、業務に支障あり。
- 脇汗でシャツに色がついてしまう。
- 持病の有無、合併症の有無を診断します。
- 原発性多汗症にビタミンDとマグネシウム欠乏の関連性を報告している論文がありますので、採血検査(自費)を行う場合があります。
- pubmed link
- 重症度(HDSS)診断
- HDSS③と④以上の場合に塗り薬や飲み薬を処方します。
維持期間の流れ
1ヶ月後、再診
- 外用薬の塗布後にかぶれなど異常がなかったどうか確認します。
- お薬がどのくらいの時間、効果が持続したか確認します。
- 有効性が認められた場合、再度処方します。
よくある有害事象
起こりうる副作用
唾液分泌減少による喉の乾き |
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瞳孔散大による羞明(眩しい) |
便秘 |
治療にかかる費用
保険診療3割負担での薬剤費用
- 外用薬(1か月分)
- エクロックゲル
- 40ml 2,896円
- ラピフォートワイプ30包
- 30包 2,305円
- アポハイドローション
- 4.5mlx2本 1,414円
- 内服薬
- プロバンサイン
- 90錠 181円
他に、処方箋料や薬局で薬剤管理料、薬剤料など費用がかかります。