💧 多汗症でお困りの方へ
脇汗でシャツが染みる、手汗で紙が濡れる…そんな症状はありませんか?
お困りの場合は、皮膚科でご相談ください。
脇汗や手汗には、塗り薬で治療できる場合があります。
多汗症の分類(タイプ)

📝 多汗症重症度スケール(HDSS)
HDSSは、ご自身の自覚症状にもとづいて多汗症の重症度を分類する簡易指標です。
- ・1〜4の4段階で評価
- ・数字が大きいほど、日常生活への影響大
- ・HDSS 3〜4は医療機関での相談を推奨
スコア | 症状の程度 | 日常生活への影響 |
---|---|---|
1 | 汗は気にならない | 支障なし |
2 | 汗は我慢できる | 時々支障あり |
3 | 汗はほとんど我慢できない | 頻繁に支障あり |
4 | 汗は我慢できない | 常に支障あり |
📖 参考:原発性局所多汗症診療ガイドライン
注:HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale)
🩺 受診の流れ
① 初診・問診
発汗の程度や、日常生活で困っている点をお伺いします。
- 手汗で書類が濡れて業務に支障がある
- 脇汗でシャツに色がついてしまう
また、持病や合併症の有無も確認します。
※ 原発性多汗症とビタミンD・マグネシウム欠乏の関連性を報告する論文があり、
必要に応じて採血検査(自費)を行う場合があります。
② 診断
重症度をHDSSスコアで判定します。
HDSSが③または④以上の場合、塗り薬や内服薬を処方します。
③ 再診
処方した外用薬や内服薬の使用後に、以下を確認します。
- 塗布後にかぶれなどの副作用がなかったか
- お薬の効果がどのくらい持続したか
有効性が確認できた場合は、再度処方を行います。
⚠️ よくある有害事象(副作用)
治療中に起こりうる副作用の一例です。
気になる症状があれば医師にご相談ください。
- 💧 唾液分泌減少 → 喉の乾き
- 🌞 瞳孔散大 → まぶしさ(羞明)
- 🚻 消化器症状 → 便秘
💰 治療にかかる費用
保険診療3割負担での
1ヶ月分の自己負担目安です。
🧴 外用薬
- エクロックゲル 40ml …… 2,896円
- ラピフォートワイプ 30包 …… 2,305円
- アポハイドローション 4.5ml×2本 …… 1,414円 ×2
💊 内服薬
- プロバンサイン 90錠 …… 約200円
📑 その他
- 処方箋料…… 約200円
- 薬局での薬剤管理料・薬剤料…… 約300円
※ 実際の金額は非常に複雑な基準や計算法があり、医療機関・薬局によって異なります。