船橋駅前の 皮ふ科 / 形成外科 / 美容皮ふ科 / 美容外科

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完全予約制:全日処置・手術 / 土曜診察は予約料あり
腋臭イラスト

腋臭(わきが) においと汗のお悩みに、段階的な解決策を

においの強さ・多汗の有無・ダウンタイム許容度に合わせて、生活ケアから外用・注射まで最適なプランをご提案します。

※当院では「手術療法」は傷跡が残る可能性があるため行っていません。
※「ミラドライ等のマイクロ波機器」は高額のため当院では実施していません(一般的な治療選択肢として解説のみ)。

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腋臭(わきが)とは?

腋臭は、わきのアポクリン汗腺から出る汗(脂質・タンパクが多め)が皮膚上の常在菌に分解されることで、特有の体臭が強くなる状態です。思春期以降に目立ちやすく、多汗が重なると拡散して気になりやすくなります。

  • 感じ方には個人差があり、生活のしづらさ(QOL)も治療判断の重要な要素です。
  • ストレス・食生活・ホルモンなどの影響を受けることがあります。

※腋臭は写真で客観評価しにくい疾患のため、当院サイトではBefore/Afterの掲載を行っていません。

自己チェックと診断の進め方

自己チェック(当てはまる?)

  • 家族にわきが体質の方がいる
  • 耳あかが湿っていることが多い
  • シャツの脇の黄ばみが目立つ/落ちにくい

※2つ以上当てはまる場合、腋臭の可能性が高まります。

診断の流れ(初診)

  • 問診:困りごと・発症時期・家族歴・生活場面
  • 視診:皮膚状態(かぶれ・摩擦)
  • におい評価:必要に応じてガーゼテスト等
  • 多汗の評価:重症度、併存の有無(治療選択に重要)
  • 鑑別:皮膚炎・感染・他の体臭原因 など

治療の選択肢(当院の基本方針:段階的アプローチ)

① 生活ケア/一般外用

  • 制汗・殺菌・吸着タイプのデオドラントを個別提案
  • 入浴後の清潔保持、速乾インナー、衣類素材の見直し

抗生剤外用(におい菌対策)

  • 皮膚常在菌バランスを考慮しつつ、医師の判断で短期使用
  • 例:ナジフロキサシン・クリンダマイシン等(適応外の扱いとなる場合があります)
  • 注意:長期連用は耐性化や皮膚刺激の懸念

抗コリン剤外用(汗量を抑える目的)

  • わきの発汗を局所的に抑制し、においの拡散を間接的に軽減
  • 例:抗コリン薬外用(ソフピロニウム等)※腋窩多汗症に適応のある薬剤
  • 副作用:局所刺激・乾燥、まれに口渇等の全身症状

④ 注射治療(多汗に対して)

  • A型ボツリヌストキシンの皮内注射で汗量を一時的に抑制
  • 効果目安:3ヶ月~半年(個人差あり)/小さな針跡・内出血の可能性
  • 費用:当院は自費です

⑤ 内服治療

  • 多汗が強い場合に全身的に汗分泌を抑制
  • 薬剤:抗コリン剤のプロ・バンサイン
  • 副作用:口渇・便秘・排尿困難・眠気 等/適応と安全性を確認

※上記は一般的な治療の例です。適応・保険適用の有無は個々の症状と薬剤により異なります。腋臭のにおい自体に対する保険適用がないケースもあります。

当院の提供について(重要な注意書き)
手術療法(剪除法など)は 傷跡が残る可能性があるため 当院では行っていません
ミラドライ等のマイクロ波機器高額であるため 当院では実施していません(一般的選択肢として情報提供のみ)。
・腋臭は 写真での客観比較が困難なため、当院サイトでは Before/After掲載は行っていません

治療の流れ

1 初診
  • 問診・視診・におい/多汗の評価
  • 治療提案(生活ケア → 外用 → 注射/内服の順で段階的)
  • 費用見積り
2 開始
  • 外用の使い分け指導(抗生剤/抗コリン剤外用 等)
  • 必要に応じて注射・内服を追加
3 再診・調整
  • 効果・副作用の確認、季節やイベントに合わせて再計画

ダウンタイムと主なリスク

  • 抗生剤外用:皮膚刺激、かぶれ、長期連用による耐性化の懸念
  • 抗コリン剤外用:局所紅斑・乾燥・刺激、まれに口渇等
  • 注射:痛み、内出血、違和感(効果は一時的)
  • 内服:口渇、便秘、排尿困難、眠気 等

※個々に適応可否とリスクをご説明し、ご同意の上で実施します。

治療期間・回数・費用

※表示は税込の目安です。

生活ケア/一般外用

  • 期間:継続(季節で調整)
  • 回数:毎日〜必要時
  • 費用:ドラッグストアでご確認ください

制汗・殺菌・吸着の組み合わせを個別に最適化します。

抗生剤外用

  • 期間:短期使用(医師指示)
  • 回数:1日2回塗布
  • 費用:薬局でご確認ください

におい菌対策として短期で使用します(長期連用は推奨しません)。

抗コリン剤外用

  • 期間:継続またはイベント前集中
  • 回数:1日1回塗布
  • 費用:薬局でご確認ください

汗量を抑え、におい拡散を間接的に軽減します。

注射治療(多汗に対して)

  • 期間:効果持続 目安 数か月
  • 回数:1回(必要に応じ反復)
  • 費用:自費44,000~66,000円/両わき

ダウンタイムが比較的少なく、季節に合わせて調整できます。

内服治療

  • 期間:短期〜中期(症状で調整)
  • 回数:1日{X}回
  • 費用:約200円

多汗が強い場合に検討します(副作用と適応を確認)。

当院で行わない治療について
手術療法(剪除法など)傷跡が残る可能性が強いため 当院では行っていません
ミラドライ等のマイクロ波機器高額のため 当院では実施していません(一般情報として掲載)。
・腋臭は 写真比較が困難な疾患のため、 症例写真の前後比較は掲載していません

よくある質問

Q. 学校や仕事に支障が出ない方法はありますか?
A. まずは 外用(抗生剤/抗コリン剤)や生活ケアから始め、必要に応じて 注射を組み合わせる段階的アプローチを推奨します。
Q. 注射の効果はどれくらい続きますか?
A. 目安は 数か月です(個人差あり)。汗の季節やイベントに合わせて調整できます。
Q. 手術やミラドライはできますか?
A. 当院では行っていません(手術は傷跡の可能性/ミラドライは高額のため)。一般的な選択肢としての解説のみ掲載しています。
Q. 写真での比較は見られますか?
A. 腋臭は 写真での客観比較が困難なため、 前後写真の掲載は行っていません

受診前の準備

  • 当日はデオドラント未使用でお越しください(評価のため)
  • 普段お使いの外用薬・制汗剤があればご持参ください